1992/10/24~25 上州紅葉ラン(1)

10月24日(土)朝6時50分頃、上野駅の高崎線方面のホームに到着します。発
車は7時16分のため、まだ他のメンバーは誰も来ていないようです。昨夜は、
朝寝坊防止のため一睡もしなかったので、体はやや重く感じられるが、朝の少
しひんやりした空気が心地良く感じられます。発車時刻が近付くにつれ、CH
AOSさん、しばてんさん、お座敷さん、鈴木さんが現れます。
浦和からガリラヤさんも加わり、旅が始まります。

高崎で乗り換えた後、予定通りの10時過ぎに後閑駅に到着します。早速自転車
を組み立てます。特徴のある自転車といえば、カオさんのランドナー改パスハ
ンターとガリさんのMTBパーツを多用したキャンピング、そして、鈴木さん
の年季の入ったランドナー(あの10年物のサドルには鈴木さん以外またがれな
い)でした。お座敷さん、しばてんさん、私の3人はごく普通のランドナーで
した。

昼飯の調達に駅前の農協に寄ってから、いよいよ出発です。

駅前通りを進み、しばらく行ってからR17の方に左折します。このあたりはま
だまだ紅葉が始まっておらず、ちょっと心配になります。寝不足で体がカチカ
チになっているので、準備運動のつもりでペダルをくるくる回してゆっくり行
きます。

標高700m位の赤谷湖の湖畔で小休止。このあたりから少しずつ木が色づきはじ
めます。まだまだ八ヶ岳気分の抜けない私は、所々一人で止まって写真を取っ
てしまうのでした。

R17から脇に入ってからしばらくは、坂もそれほどきつくなく、鮮やかな紅葉を眺
めながら進みます。工事をしていたのがもったいなかった。

スキー場の近くを過ぎると、林道の登りが始まります。しばてんさんがなかなか
速く、先頭は私が走っていたのですが、休むとすぐ追いつかれてしまいます。後
に風呂場で分かったのですが、しばてんさんは私より17kgも軽いのでした。

この道からの眺めは絶景です。赤や黄の木が素晴らしい景色を奏でる山々を眺め
ながら、高度を上げて行きます。

前方に何か動物の群が見えます。野性の日本猿の群でした。我々の姿を見て逃げ
ていく彼らを、必死に追いかけるのですが、追いつくことなく逃げられてしまい
ました。

登りもピークに達し、林道の境界となっていることから、ここが峠だと判断しま
す。予想ではこの辺りから尾根の反対に抜ける道があるはずだったのですが、全
く見つかりません。
仕方無しに先へ進むと、下ったと思いきや、また登り出します。道もダートと舗
装の入り交じり。もう今度こそ登りも終わりだろうと思った矢先、最後のとどめ
かやってきます。これをクリアし、本当のピークにたどり着きます。ここでおに
ぎり、パンや寿司を食べ補給します。

まだ道が見つからず、不安になりながらも下っていくと、また遮断器に出会いま
す。「霧峠」の道標があり、現在位置を確認します。ここで記念撮影。

ここから思いっきりダートの下りになります。私にとっては秋葉街道の地蔵峠
につづく二度目の本格的なダートでした。しかし、体はぶるぶる、道はガタガ
タで思うように走れません。自分の進路を保つのが精いっぱいで、スピードの
コントロールすら思うようにできません。おまけに地面の振動が手に直接伝わっ
てきて、掌が痛くてたまりません。正直いって、恐怖心さえ覚えました。みんな
何であんなにスピード出して下れるのだろう。悔しさと情けなさを感じるものの、
鈍尻を行くしかありませんでした。

そうこうしていると、やっと舗装路に出ます。本当にほっとしました。ここか
ら四万温泉まではほんの一息で、あっという間に中沢旅館に着きました。

宿にはまさやんが先についていました。朝寝坊して、中之条から直行してきた
そうで、既に風呂も済ませているとのこと。食事の前に我々も温泉につかりに
いくことにします。

風呂場は4,5人で入るとちょうどいいくらいの大きさのきれいなところでし
た。噂に聞く通り窓はガラス張りになっており、宿が高台にあることからも、
昼間なら、湯舟につかりながら景色を楽しむこともできるだろうと思います。
風呂から出る頃、MIKIRさんが登場しました。

風呂から上がると、既に夕食ができていました。温泉宿にあるような豪勢な料
理で、運動した後の体にはとてもおいしかった。

食事を終えると、買い出しと町内見物を兼ねて外に散歩にいきます。まだ7時
だというのに、辺りはひっそりとして、川の流れが良く聞こえます。街は思っ
たより狭く、何軒か豪華な温泉旅館がある以外は静かな温泉地という感じでした。

宿に戻ってからは、酒を飲みながら雑談をします。私は前の晩に一睡もしなかっ
たため、いつの間にか眠りに落ちていくのでした。

距離的には50kmで短かったけど、素晴らしい景色、美しく鮮やかな紅葉、本格
的なダートのせいか、とても長く感じられた一日でした。

つづく

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