3/7 雪の松本ポタ

コース:松本駅-松本城-開智学校-なわて通り-浅間温泉
距離: 10km

当初は、冬のサイクリングをテーマに有志で信州の伊那谷を訪れるはずでした。ところが、あいにくの冷たい雨。前々からじっくり練った計画でしたが、断念せざるを得ませんでした。

でも、折角空けた休日。状況に合わせて別の楽しみ方でもできれば、という思いで一杯でした。そんな時に、松本観光、という斬新な提案をしてくれたのがNさん。天気予報は丸一日雨でも、良く見ると、松本以北は雪のマークが出ていました。無情の雨ではなく、趣きの雪への期待が高まります。

とりあえず予定の朝一番のスーパーあずさに乗ってみると、小淵沢から雪。諏訪に降りても雪。こうなれば、予報通り松本もばっちり雪でした。しかも好都合なことに、寒すぎない微妙な気温で、路面にも積雪はありません。

まあ雪の中ですから、そんなに沢山の観光スポットを周れた訳ではありませんが、「まるはく」と言うだけあって、街全体が博物館状態。幸い今までゆっくりと松本観光をしたことが無かったので、期待以上に充実した観光ポタとなりました。

さて、一日の足跡を辿ってみます。

まず、松本駅を出てから定番スポット松本城を目指します。駅から真っ直ぐ北上した女鳥羽橋での信号待ちの時に、ふと気づくと欄干に道祖神がありました。しかも、橋の欄干4本それぞれに違った道祖神がいました。近くを見回すと、まだまだ歩道の脇にも見当たります。今まで道祖神といえは安曇野だと思っていましたが、実は松本市内にも沢山あったのですね。写真のは桃太郎がモチーフのようですが、ただの双子ではなくよく見ると、ちゃんと殿と姫のペアになっていました。道祖神はアイデア溢れる多様なバリエーションがあって、面白いですね。

女鳥羽川沿いに進み、中央大手橋から再度北上していったところで、Nさんに呼び止められました。そこには暖簾に松本城の描かれた老舗の和菓子屋さんがありました。

このお店の名物が、パンと饅頭を掛けた「ぱんじゅう」です。餡(左)とクリーム(右)の2種類があります。自分的には一口サイズ(^^)で、口の中にとろりと広がる温かい甘さは、雪の中のサイクリングで、心まで温まるものでした。熱いお茶まで出して頂いて、まだ走り始めたばかりだというのに、すっかりくつろいでしまいました。

美乃屋
長野県松本市大手2-7-3
0263-33-4319

近い筈なのに意外にも長い道のりを走ると、ようやく松本城。公園の外れに自転車を置いて、徒歩で城内へ散策に行きます。生憎の天気ですが、真っ黒な松本城の天守閣が、赤い内堀の橋と白い曇り空とコントラスを成していました。
松本城は、現存天守12箇所の中でも特に国宝指定された4天守の一つであり、内部の造りは当時のまま。鉄砲などの収蔵品とあわせて、とてもリアルな歴史的遺産に触れることができました。

城壁には、遠くからは判り難かった武者窓、鉄砲狭間、矢狭間、そして石落としといった、戦闘的な設備が整っており、戦国時代さながらの生の雰囲気に接することができました。

天守閣の最上層からの眺め。生憎の雪空でしたが、案内板を頼りに、心の目で北アルプスなど遠くの景色を観ます。

松本城から5分程走ったところにある、日本最古の旧制小学校である旧開智学校に来ました。和洋折衷の格調高い造りの中にも、小学校だけあって可愛らしい飾りもあり、昼食のことも忘れて教室一つ一つ楽しみながら見学していきました。

教室に並んだ児童机の上の筆記用の石板。自由に書いても良いということでしたので、茶目っ気を出して、記念のイラストを描いてみました(色が薄いのですが、わかりますか?)。

松本城近くの蕎麦屋で遅めの昼食をとった後は、市街の路地をポタリング。行き着いたのが、女鳥羽川沿いのちょっとレトロ感のあるナワテ通り。ここも自転車を置いて通りを散策。たい焼きで冷えた体を癒します。

もうこれで満足感一杯です。頃合も良いので、いよいよ締め括りの温泉へ。松本市街の中心部から5km程走ったところにある浅間温泉を目指します。

浅間温泉の中でも手ごろなのは、日帰り温泉のホットプラザ浅間です。温泉に到着し自転車を置くと、玄関前に発見した足湯に真っ先に向かいます。すぐに手袋を外し冷えた手を入れると、ぬるい筈の足湯でしたが、じーんと痛みを感じるくらいに熱さを感じました。いかに手が冷たくなっていたことか。

手の温もりが回復したところで、自転車を輪行袋に詰めバス輪行の準備を整えてから、温泉に入っていきます。

中は広く適度な混み具合。内風呂は湯加減は丁度よかったものの、長く浸かるにはちょっと蒸し暑い感じ。それに比べて、降って来る雪を見上げながらの露天風呂は心地よい温かさで、いつまでも入っていられそうでした。
心も体もすっかりぽかぽかになってから一息ついたところで、帰途につきます。温泉の外に出ると、玄関の提灯に明かりが灯り、近隣のイルミネーションも点滅を始めていました。

浅間温泉から松本駅に向かうバスルートが内堀を通っていました。夕暮れの松本城と再度対面した時には、真っ黒だった天守閣も白く化粧を始めていました。
(翌朝ライブカメラで確認したら、松本城は水墨画の世界になっていました)

松本駅に帰ってくると、程よい時間でした。

駅に駅弁が無い!というピンチにも遭いましたが、無事に駅弁とビールを買って、新宿行きのスーパーあずさに乗り込みます。満足感一杯で一日の思い出を分かち合いながら、家路につきました。

一人だったらこんなにも楽しむことができなかった、雪の中のポタリング。突発的な松本観光でしたが、近い将来、今度は計画的に松本を再訪できればと思っています。

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