7/23-24 日光澤温泉(その1: 奥鬼怒林道)

目次: [その1]
コース: 大清水-奥鬼怒林道-日光澤温泉(泊)-川俣湖-川俣桧枝岐林道-馬坂林道-田代山林道-湯ノ花温泉 (コースマップ)
走行距離: 18.7km(1日目)+64.25km(2日目)
車種: ランドナー(ヒロセ緑号)
同行者: CT誌T編集長、高地さん

某CT誌の取材のため、高地さんとT編集長に同行して、1泊で奥鬼怒方面に行ってきました。ルートは奥鬼怒林道と田代山林道とスーパー林道の梯子、宿は秘湯の日光澤温泉、という非常に贅沢な林道ツーリング。しかも、撮影ポイントではモデルさんになった気分で、ドキドキワクワクの旅でした。


日光澤温泉と看板娘(母)のチャング。


当初の計画では、湯檜曽から坤六峠を越えて行くルートでしたが、夏場の天気の不安定な時期に行程に余裕を持たせるため、沼田から奥鬼怒林道の群馬県側起点となる大清水までバス輪行。奥地への直行便として路線バスを活用すると、コースの自由度が格段に高まります。

これが今回最大の成果となる通行許可証。一般車通行禁止の奥鬼怒林道では、今まで自転車の通行は明文規定が無かったようですが、今は自転車には通行許可証が発行されるとのこと。手続きは大清水休憩所で数分で済みます。係員の方から林道内での注意事項についての説明を受け、太鼓判を貰ってゲートを開けて貰い、気持ちよく出発です。

奥鬼怒林道の本当の起点は、ゲートからダートの県道を150m程入ったところの分岐点です。ちなみに、分岐点から三平峠下方面へは、自転車を含めて一般車両通行禁止とのことでした。

前に来た時とは明らかに異なっていたことがもう一つ。鹿が尾瀬側に侵入するのを防ぐ防護ネットが、林道に沿って設置されていました。ネットが林道を横切る場所では、写真のように開閉式になっており、通行時に開けた扉を必ず閉めて行くことがルールになっています。ネットには所々大きく凹んだ箇所があり、鹿の突撃の凄まじさを物語っているように受け止められました。

靫滝(うつぼたき)。広葉樹に包まれた奥地の林道には何箇所か沢や滝があり、涼を肌で感じられます。

緑に包まれた快適な道を進んでいきます。奥鬼怒林道の路面は砂利が深いところが多く、特に登りの後半で難儀しましたが、余裕ある行程と癒される静かな自然がそんな苦労を忘れさせてくれました。

奥鬼怒トンネルの手前には水場を発見。水量も豊富でひんやり冷たく澄んだ湧きたての水は、最高に美味いと思いました。ここで、ちょっとやらせぽく、湧水での乾杯シーンなんかも。
(N36°53’44.73″, E139°21’28.68″付近)

余裕ある大清水輪行プランの甲斐あって、13時過ぎには奥鬼怒トンネルに到着。ここで昼食となりました。トンネルを吹き抜けて栃木県側からやってくる風は、涼しいを超して寒いくらい。火器を持ってきていれば先程の湧水でコーヒーを入れられたのに、という真夏らしからぬ後悔もありました。

奥鬼怒トンネルは全長1300mの無照明のトンネル。夏場にはなにやら出るとの噂もありますが、以前とは異なり劇的に明るいLEDライトを装備していたので、難の苦も無く通過。
風上の栃木県側に来て気付きましたが、トンネル出口から発した声が木霊するのです。これも静かで長い秘境のトンネルならではの現象ですね(「科学大実験」希望)。

トンネルの先、目の前に急に視界が開けてきます。正面の谷を舐めるように、今般の宿泊地の奥鬼怒温泉郷へと降りて行きます。

沢で林が途切れるところからは、北側の2000m級の尾根を見渡せます。この景色、完全貸切状態でした。

花の形がちょっと変わった紫陽花。山紫陽花というのだそうです。日光澤温泉にも咲いていました。

ライヤミ沢では銀色シートに包まれた不思議な山を発見。こっそり覗いてみると、理由はよく分かりませんが残雪を保存しているようでした。

鬼怒川に降りてからは800m余り登り返す形になりますが、15時には今晩の宿の日光澤温泉に無事到着。17時の夕食の前に温泉を満喫するにはちょうどぴったりの時間でした。

温泉は写真の内湯が男女各1つに、混浴の露天風呂が上段下段の2つ(但し、19~21時は女性専用)。源泉が分かれているのか、それぞれ泉質・温度が異なり、3倍楽しめました。個人的には上段の露天風呂がお勧めで、星空を見上げながらの温泉や、春先は湯船を覆うように咲く桜の花は、想像しただけでとても風流です。

日光澤温泉は山小屋ということもあってか、夕食は17時から。一つ一つ丁寧に料理された食事はビールと共に、一日走った体を癒してくれました。鹿刺までごちそうになってしまい、もう満腹です。

高地さんも、T編集長も、今朝の早起きが堪えたのか日頃の疲れが溜まっていたのか、私が食後の散歩から帰ってきた時点でお二人とも眠りに落ちておられました。

夏の暑さを忘れて秘境の自然を堪能できたとても贅沢な一日もこれで終わり。翌日の早朝スタートに備えて、7時半には私も床に就くことにしました。

[その2]へ続く。

2 Comments

  • By 須藤, 2011/07/29 @ 11:21

    ご無沙汰しております。

    奥鬼怒林道、通行証があれば、誰も文句言えませんね。
    CT誌次号が楽しみです。

  • By でき, 2011/07/30 @ 00:03

    須藤さん、こんにちは。ご無沙汰しています。
    どちらも大変素晴らしい林道で、しかも通行が制限されることが多いので、堂々と完走できたことがとても貴重に思えます。

    それはそうと、まさにこの訪れた地域で今、大雨による河川の氾濫や集落の孤立が起きているのがとても心配で、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

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