4/17~18 桜の高遠&秋葉街道(その3: 大鹿村内朝ポタ)

目次: [その1][その2][その3][その4][その5]
コース: 茅野-杖突峠-高遠-長谷-分杭峠-大鹿村鹿塩温泉(泊)-地蔵峠-しらびそ峠-下栗-遠山郷-平岡
     (コースマップ)
走行距離: 66.52km(1日目)+89.84km(2日目)
車種: ランドナー(ヒロセ緑号)
同行者: FCYCLE 9名(高地,ats,NUTS,須藤,ふじ→,ayako,kondo,クララ,いこきん, 以上敬称略)

ツーリング2日目は朝4時半に起床。辺りはまだまだ暗いものの、携帯電話の震度音を目覚ましに、辺りで数名が動き出しました。身支度を整えつつ、昨日の道の駅のパンと宿のお茶菓子の塩最中をお腹に入れて、エンジン起動します。

早起きしたのは、村内への朝ポタのため。折角泊まりで訪れた大鹿村。朝食後すぐに地蔵峠に出発する予定なので、その前にできる限り走っておこうと、昨晩の作戦会議で呼びかけておいたものでした。

集合時間の朝5時に玄関前に集まったのは、高地さん、atsさん、須藤さん、そして私、と足並みも揃った男4人組。日の出間近で明るくなってきてはいるものの、山間の村の冷え込みは厳しく、宿の前に架かる鹿鳴橋には霜が降りていました。

これから向かうのは、見晴らしも良さそうな小渋川東岸に沿った高台の道。地図を見ながら何気なく選んだ道だったのですが、kondoさんから昨晩お聞きした話では、実はこれが秋葉古道なんだそうです。


昨日暗闇の中を最後に登った道を一旦塩川と鹿塩川の合流地点まで下ったところが、秋葉古道へとの入り口になります。塩川に掛かる橋の先、早速登りが始まります。

少し坂を上がっただけで、見晴らしがよくなって来ました。ポタリングということもあり、早速皆さんカメラを構えて立ち止まります。

ここから見えるのは、北側の分杭峠方向です。昨晩、暗闇の中を前方の路面だけに集中しながら下った道でしたが、こんないい感じの谷間の道だったんですね。

ところが、登り始めてまもなく、高地さんがパンク。排水溝のグレーティングの隙間でリム打ちしたようです。でも、皆で協力することでロスタイム僅か10分でチューブ交換完了し、再スタートできました。

秋葉古道は、早朝ということもあり交通量は皆無。静寂の中、徐々に高度を上げていきます。この辺りは林の中の道で展望はありませんが、登りで体が暖まってくると、ひんやりした朝の空気がとても清清しく感じられます。

中央構造線によってできたという河合の切り通しを抜けると、目の前が開けました。ここの道沿いの桜が満開でした。

中腹の等高線にほぼ沿いながら更に南下していくと、西方向を遮っていた伊那山地が小渋峡で途切れ、本日初アルプスへの見通しが開けました。遠くに見えるのは中央アルプス南駒ヶ岳。撮影場所は異なるものの、このブログのトップ画像(執筆時点)と同じ山です。

もう一つ山筋を越えて、大鹿村の中心部の市場の集落の上までやってきました。正面の大西山の地肌むき出しの斜面は、「三六災害」による大崩落の跡。対岸の下市場の集落まで飲み込んだ土砂災害の犠牲者を追悼するために、崩落斜面の麓に整備された大西公園は、大鹿村一番の桜の名所で丁度桜祭りの真っ最中。朝霞の中に公園を埋め尽くす満開の桜は、遠くからでもはっきりとわかりました。朝ポタではあそこまで行ってみようということになりました。

さらにその向こうには、今日これから本隊と登って行く地蔵峠方向。中央構造線の見事なV字の鞍部になっています。谷間に日の出が訪れる直前で、東側の山の陰が対岸斜面にくっきりと映っています。

高台の道も終わりになり、これから上市場の集落へと沢に沿って急な下りが始まりました。

民家が増えてくると、上市場の集落はすぐそこです。

上市場からは大西公園を目指すのですが、その前に寄る場所は小渋川に掛かる小渋橋。昭和31年3月竣工のコンクリート製の古びた橋は、地蔵峠への入り口の橋。いつの間にか隣に新しい橋ができていましたが、古い橋の懐かしい景観は、個人的には未だに大鹿村の集落のシンボルだと思っています。

そして、この小渋橋は大鹿村の中でも随一の赤石岳の景観ポイント。小渋川を遡ったその先に、逆光の朝日の中に真っ白な雪山がありました。

中央構造線博物館の脇の仮設橋を渡って、大西公園へ。下から見上げるだけでも満足できそうなので、敢えて登るのはやめて、下の川沿いの道を行くくことにしました。

今回秋葉古道を走ってみて不思議に思ったことは、なぜ旧道がわざわざ険しい高台を通っていたのかということです。帰り道に高地さんにも話してかけてみたところ、川の氾濫が理由だろうとの結論になりました。天竜川支流の三峰川や小渋川は、暴れ馬とも言われる甚大水害多発地帯。実際、行く先の谷は非常に狭くなっており、南アルプスの谷一つ分の降水量が流れ込んだら、大変なことになるのが想像できました。写真の通り川床にもかなり手が加わっています。そんな訳で氾濫回避説は有力な説だと思いました。

朝食抜きの単独行動で佐久間ダムを目指すという高地さんを、小渋峡への分岐で見送ると、時計はく6:40過ぎ。体も冷えてきたので、そろそろ宿に戻って、朝食前に温泉に入るには丁度良い時間です。谷底の村にも、ようや日差しが訪れました。道も平坦なので、宿に向けて次第にペースが上がります。

最後は国道を離れ、桜も咲いている対岸の散策道を通って宿まで帰って行きました。

◆おまけ◆
早朝の塩湯荘の玄関先の風景

一見普通の井戸に見えますが、これが鹿塩温泉の源泉。汲み出てくるのは海水並みにしょっぱい塩水とのことです。

玄関に展示してあったのは、鹿塩温泉の源泉を煮詰めて採れる山塩。天然の塩なので、ミネラルもたっぷり含んでいそうです。この塩は塩湯荘自慢の各種料理の味付けにも使われています。

南アルプスからの湧き水。宿の軒先にある清水には、なんとなくほっとするものです。到着の時には、一日走って疲れた体を癒してくれて(といいつつも、昨晩は真っ暗だったので飲む余裕ありませんでしたが)、出発のときには美味しい水を持っていける安心感が感じられます。そういえばこの日は、途中の補給も含めて全て、水は全て湧き水でした。

宿で飼っている「よもぎ」。なんとなく歳をとっているようでしたが、とても人懐っこくて、そっと擦り寄ってきました。

鹿塩温泉・塩湯荘
長野県下伊那郡大鹿村大字鹿塩633
0265-39-2316
http://2style.jp/shioyuso/

その4へ続く

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