4/17~18 桜の高遠&秋葉街道(その1: アプローチ~杖突峠)

目次: [その1][その2][その3][その4][その5]
コース: 茅野-杖突峠-高遠-長谷-分杭峠-大鹿村鹿塩温泉(泊)-地蔵峠-しらびそ峠-下栗-遠山郷-平岡
     (コースマップ)
走行距離: 66.52km(1日目)+89.84km(2日目)
車種: ランドナー(ヒロセ緑号)
同行者: FCYCLE 9名(高地,ats,NUTS,須藤,ふじ→,ayako,kondo,クララ,いこきん, 以上敬称略)

桜の高遠&秋葉街道に1泊で行ってきました。

秋葉街道は、
    信仰においては火の神の秋葉山への参拝の道。
    歴史的には千国街道とも繋がる塩の道。
    地理的には南アルプスに最も近い旧街道。
    地質学的には中央構造線の道。
と大変盛り沢山で、自転車ツーリストにとっては一度は旅してみたくなる有名な道。何度行っても素晴らしいこのコースは、かつて初陣に選んだ自分にとっての自転車ツーリング原点。そんなコースに自転車仲間と連れ立って行けるというのは期待感で一杯でした。

今回は1泊2日という限られた日程の中で、北側半分の信州区間、つまり、南アルプスと伊那山地に挟まれた静かな谷の村々を峠を経て縦に繋いで行くエリアを旅してきました。しかも、桜で有名な高遠城跡公園での花見付きです。

アプローチは、スーパーあずさで遠足列車。つまり、スーパーあずさの指定席を固まって予約し、乗車駅こそ違いましたが、アプローチから全員が行動を共にしたのでした。

しかし4月も後半なのに、な、なんと雪が昨晩から降り続いています。朝のニュースによれば、4/17に遅い雪が降るのは41年ぶりタイ記録とのこと。しかも今年に入って企画したオフで雪が降るのは、これで3回連続。同行者たちからは、佐野厄除け大師で厄除けオフをやるようにとか散々言われてしまいました。しかし、天気予報では朝の雪が止めば、9時以降は快晴。つまり、雪はあくまでも杖突峠からの大パノラマの演出であって、オフの障害にはならない。というのが、私が自信を持って示した予想でした。

この日はあまり揺れなかったスーパーあずさ。いこきんさんご提供の朝食も快適に食べられました。笹子トンネルを抜けると甲府盆地。天気はすっかり回復し、空は晴れ渡っています。勝沼を過ぎて斜め左前方ブドウ畑越しに見えてくるのは真っ白な金峰山方面。そこまでは限りなく順調だったのです。

ところが、青空と雪の車窓に気分良くシャッターを切っていると、塩山の手前で列車が減速し、やがて予想外の停車。車内アナウンスでは、前方での列車の混雑による停車ということでしたが、原因はまだ判らないとのこと。不吉な予感が走ります。それでも、この時点ではあまり大したことは無いだろうと楽観的に捉えていたのですが……

とりあえず列車は次の駅へ進んでは暫く止まり、というのを繰り返します。塩山の先の東山梨の辺りでは、例年この時期見られる桃のピンクの花と青い空に、さらに白くて新鮮な雪が加わり、見事な眺めでした。

しかし、やがて車内アナウンスがあり、穴山-日野春間が倒木により不通とのこと。しかも、高遠城址公園は大雪のため閉鎖、と止めまで刺されてしまいました。こうなると幹事はもう立場ありません。心の中では、倒木くらい直ぐに撤去できるだろうという楽観的な見方をする一方で、かなりの不安を感じていました。

遂に甲府では先へ進むことができなくなり、2時間弱の長時間停車。幸いこのようなトラブル発生時には、一同遠足列車というのは大変心強く感じました。待たされている間も退屈せずに過ごすことができる上に、なにより別行動の人達との連絡を一切気にする必要がありません。車内でお喋りしたり外に買出しに行くなど思い思いの行動でいつの間にか時間が過ぎていきました。

復旧作業が時間通りに進み、10:45頃ようやく倒木の除去と安全の確認が完了したところで、ようやく運行再開です。茅野への到着予想は11:30頃。宿が決まっているので、早速リカバリの検討を始めます。短縮ルートとして、飯田線で輪行後、伊那から高遠に直行するという案もでましたが、時刻表を調べると、飯田線の待ち時間が長過ぎるためあまりお得感無し。結局、当初予定通り茅野から杖突峠に上がることに決定しました。

それまで見えそうで見えなかった富士山も、甲府を出発してまもなく姿を現し、少しは気分も盛り上がりを取り戻しました。

のろのろ運転だったスーパーあずさも、韮崎を過ぎた辺りからいつものスピードを取り戻してきたためか、見慣れた景色があっという間に通り過ぎていきます。日野春付近にて南アルプス甲斐駒ヶ岳。

長坂付近から八ヶ岳。

結局茅野到着は2時間28分遅れの11:36でした。混雑する改札で皆さんの切符を預かって、纏めて特急料金払い戻しのための証明を受けてから、自転車の組み立てに取り掛かります。駅前でミーティングを行ってから出発した時には、時計は既に12:15をさしていました。午後から峠2つというのが気になりますが、予定のコースをちゃんと走りこなして、名誉挽回したいところ。なにより待ちに待ったこの青空。やっと楽しみながら走ることができそうです。

茅野駅を出発し上川を渡ろうとすると、中央本線の鉄橋の向こうに残雪の八ヶ岳が。この先もこんな風に雪山が姿を現す度に、一同立ち止まって撮影を始めるのでなかなか前に進めず、時間回復どころではありません。でもよいのです。こんなに天気に恵まれたツーリングは今年初めてなのですから。

駅からかなり外れた7-11で補給食の買出しを済ませてから、杖突峠へ向かうために安国寺交差点に差し掛かると、その裏手が御柱祭の御柱の集積場になっていました。7年に一度しか行われないイベントだけに、ここでも迷わず見学に立ち寄ってしまいます。太くて長い御柱が何本も転がっており、迫力たっぷりでした。

杖突街道へは、実は人それぞれのアプローチがあります。他所からの車はトンネルのあるバイパスから入り、地元の人達はショートカットの直登の近道を通るのが一般的なのですが、私たちツーリストは集落の中をつづら折れで登っていくR152の旧道から入っていきました。すると少しずつ高度を上げながら、家並み越しに八ヶ岳方面の眺望が広がってきます。

やがて広いバイパスと合流し、大きなつづら折れが始まります。路肩には今朝降ったのであろう大量の雪がまだまだ残っていましたが、路面状況は良好。じわじわと高度を上げていくと、1時間程で峠の手前の茶屋に到着です。

峠の茶屋では、お店の2階にある無料の展望台を利用させて頂きました。ここでは、北アルプス~美ヶ原~蓼科山~八ヶ岳の大パノラマが見事です(写真は諏訪湖越しの美ヶ原方向)。気温がぐんぐんと上がっているためか、なんとなく夏っぽい雲が出ている気がします。

さらに1km程進むと、真の杖突峠に到着です。ここでの撮影ポイントは国道標識と決まっているので、皆順番に記念撮影を行いました。それにしても道端の雪が深いですね。

さて、これから青空の向こうの桜の名所高遠へと下って行きます。

その2へ続く。

2 Comments

  • By ayako, 2010/04/23 @ 14:06

    できさん、こんにちは
    終えてみれば、絶好のツーリング日和でしたね。
    出発前は、内心最寄り駅まで輪行?なんて思っていたのにびっくりです。

    続きも楽しみにしています。

  • By deki, 2010/04/24 @ 02:37

    ayakoさん、こんにちは。

    雪は、景色にも桜にも最高の演出になりましたね。
    まだまだ楽しい思い出が続きます。
    引き続き宜しくお願いします。

    でき

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