2月23日月曜日: 術後4週間経過
検診はいつも地下の放射線科でレントゲン撮影をするところから始まる。いつも受付に座っている叔母様が、今日はお休みなのか姿が見えず、受付の雰囲気が違うのが妙に気になった。病棟のお茶の叔母様のことといい、いつもとの違いを感じてしまうのは、それだけ自分も病院の常連になってしまったのであろうか。
さて、整形外科の外来で待つこと1時間。前回までは太田先生の待ち受ける処置室に案内されていたのだが、今回は西本先生の診察室に直接案内された。まずレントゲン写真を確認したが、骨の継ぎ目はまだはっきり見えるものの、特にずれたりしておらず、良好な経過であった。変化が見られるのは術後6?8週間位からだそうである。
つづいて、腕の可動範囲をチェック。肘を水平まで挙げたり腕を横に広げたりするのは、日常生活の中で支障なくできるようになっていた。苦手なのは、手を背中の後ろの方に持って行くことで、背中で腰の高さより上に挙げるのは痛かった。しかし、腕を90度以上上げさえしなければ、かなり広範囲に動かしても問題無いとのことなので、痛みを感じながらもリハビリに励む自信が出てきた。
ちなみに、体の変化を最も実感するのは風呂場である。まず着ている物を脱いで鏡に向かうと、肩の上や裏の筋肉や上腕外側の筋肉が左と比べて随分落ちている。体を洗う時も、左肩の裏側や背中を洗うのはまだ十分届かない。もっとも、骨折直後、ただ湯船に浸かることしかできなかった時と比べると、格段に回復している。
経過順調で今後は2週間毎の検診となったので、早ければ次回には良い兆候を期待したい。
P.S 昨日あたりからこのページもGoogleのインデックスに登録されたみたいで、検索サイトを経由して読みに来る人もぼちぼち出てきた。ちなみに、"鎖骨遠位端骨折"で検索するとトップです。
2月16日月曜日: 術後約3週間経過
立川病院に毎週定例の検診に行った。いつものようにレントゲンを撮ったが、良くも悪くも変わっていなかった(今回はデジカメを持っていくのを忘れたので、写真の掲載なし)。まだまだ継ぎ目がはっきりと見えた。腕の動きを西本先生に見て貰ったが、制限の90度以下の範囲内では申し分無く、今日から三角巾を外す許可が下りた。但し気になるのは、肩鎖関節が固定されているためか、肩甲骨の回り(特に上腕との関節のあたり)に負担が掛かっているのか、姿勢によっては若干痛みを感じるところ。
ところで太田先生もお話ししていたが、月曜日の診察はいつも同じ顔触れになる傾向がある。自分と同じように手術を終えて毎週通ってくる人たちの経過もよく判る。お互い早く治したいものですね。
2月 9日月曜日: 術後13日経過
今日は退院後初の外来通院であった。
まず抜糸から。入院中にもお世話になった太田先生の手で、ホチキスの針(のような物)を1本ずつ外されて行った。レントゲンでは"C"の形状をしていた針は、工具で"Σ"の形に変形し、容易に外れるといった仕組みで、2?3分で抜糸は完了した。1日おいて明日から入浴しても良いということになった。
続いて、今朝一番で撮影したレントゲンを西本先生に見てもらったが、経過は良好とのこと。
帰宅後そっとガーゼを剥がして見てみましたが、鎖骨に沿って弓なりに切られた19針の生々しい傷痕がありました。
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| 術後13日目 | 抜糸後の傷痕 |
2月 3日火曜日: ついに退院
遂に退院の日だ。今日の始まりは、「お茶です?」ではなく、手術を受ける患者への浣腸の宣告であった。手術室は曜日毎に担当診療科が決まっており、毎週火曜日は整形外科の日だった。1週間前の出来事が思い出される。続いて、朝の看護婦さんの巡回の時に「退院おめでとうございます」と声を掛けられ、大変嬉しい。
朝食後婦長さんがやって来て、精算など退院の諸手続きの手順を教えてくれた。所定の時間に会計窓口で支払を済ませてから病棟に戻り、伝票と引き換えに次回外来の予約票などを受け取ると、全ての手続きがが終わった。病室の隣人に丁寧に挨拶を済ませると、荷物を持って玄関へ向かった。丁度待ち構えていたタクシーに乗り込むと、10分も掛からないうちに1週間ぶりの我が家に到着した。
今回の入院・手術にあたってはいささか不安はあったが、立川病院の方々の思いやり豊かな手厚い看護によって、何の苦痛もなく入院生活を送ることができた。特に3階病棟の看護婦の方々に厚くお礼申し上げたい。
夜になると、骨折以来、初めて自転車に乗った。ペダルを回した。それでも走りはしなかった。全て家の中での話である。
というのは、夕方近所の自転車屋(近所といっても「なるしまフレンド」という有名な店です)に行って負荷付のローラー台を買ってきた。歩いても15分位の距離だが、軽く10kg位はありそうな荷物を左手だけで持ち帰るのは至難の業だった。が、人間やる気さえあれば何でもできる。遂にやってしまった。オランダのTACX製のこの製品、非常に難解なマニュアルを見ながら組み立てを完了し、早速乗ってみた。上体を支える力が右腕にはまだ回復していないため、左手だけの片手運転になりそうだが、それなりの負荷もつけることができ、これから走れない数ヶ月の間、リハビリの友となるのであろう。
明日はいよいよ職場復帰の予定。
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| ローラー台にセットされた自転車 |
2月 2日月曜日: 退院前日
週明けの今朝は再び元気な「お茶です?」で始まった。
午前中、「部長回診」ということで、整形外科の部長先生が若手医師と婦長さんと看護婦さんを引き連れて回ってきた。そこで気になる一言が。「骨あまりできていなかったよね」というのは、手術のときのこと、つまり骨折から2週間余り経過した時点のことを言っているのであろう。遠位端(関節の近く)は骨ができにくいとのことである。やや不安になった。
午後になると西本先生がやって来て。明日の退院に備えて、腕の固定を三角巾に替えて下さった。これで腕の自由度が画期的に広がった。ずっと「く」の字に胸で固定されていた右腕を1週間ぶりにゆっくりと伸ばした。続いて先生の指示に従って曲げ伸ばしのリハビリ運動にトライ。封印を解かれて自由になった右腕は、軽い痺れを感じながらじわじわと動いた。画期的であった。さらに腕を横に広げる運動にもトライ。これは自力では厳しかったので、先生の力を借りた。ジーンとした感覚が心地良い。画期的であった。右腕の自由度が増したことで、キーボードのブラインドタッチも復活だ。
右腕の固定が三角巾になったことで、汗疹の痒みからも解放されることになった。先生が病室を立ち去ると、すぐにタオルを持って洗面所に向かった。右腕をゆっくりと流しへ伸ばして、お湯を流した。気持ち良すぎる。何日かぶりに風呂に入るような心地良さだ。タオルを使って綺麗に洗い流すと、汗疹の腕はすべすべ感を取り戻し始めた。さらに、濡れたタオルを両手で簡単に絞ることができる。これも画期的だ。当たり前だったことが何事も画期的に思えて新鮮だった。
続いて入院中最後のレントゲンを撮るためレントゲン室に行く指示を看護婦さんから貰った。開放感は右腕だけでなく、気持ちの上でも同じで、レントゲン室に向かう足取りが妙に軽かった。依頼票を受付に提出してから自分の順番が回ってくるまで、待合席で人目を気にせずリハビリ運動を何度もやってしまった。撮影後間もなく受付でフィルムを受け取ったが(病棟までは自分で運ぶ)。フィルムを見る限り、手術切創の糸(ホチキス?)以外は手術直後とは変わりがない。とりあえず骨の固定は動いてなさそうで、万事問題なし。これで明日は間違いなく退院だ。
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| 術後6日目(固定状態は手術直後と変わらず) |
2月 1日日曜日: 退院まであと2日
気温が26?28℃と高めの病室に比べて、屋上は快適である。冬場でも日中晴れていれば16?18℃あるので、羽織るものを調整すれば十分である。こういう時にノートPCは便利である。経過も順調だと、話題が横道に逸れてきていけませんね...



